こんにちは。Ryokoです。
何年か前、ヘンプオイルが椎間板ヘルニアの痛みを緩和する効果があるかもしれない、という情報をネットで見て興味を持ったことがありました。
amazonで見てみると色々な種類のヘンプオイルが販売されていたのですが、結局購入するには至りませんでした。
CBDオイルとヘンプオイル、同じ効果を期待して買うと残念なことになるので、今回はふたつの違いをまとめてみたいと思います。
ヘンプオイルとCBDオイルの違い
ヘンプオイルとCBDオイルはどちらも植物の麻を原料に使っていますが、このふたつの製造方法や効果はまるで異なります。
ヘンプオイルとCBDオイルの共通点、相違点をまとめてみました。
共通点
- どちらも植物の麻を使っている
- 美容や健康に良い効果をもたらす
- 中毒性がなくハイになる成分は入っていない
ヘンプオイルもCBDオイルもハイになるような問題の成分は含まれていません。美容健康に良いのも共通点ですね。
異なる点
- CBDは麻のさまざまな部位(花や葉、茎、根、種子)から抽出される(日本では大麻取締法により茎と種子からのみ抽出)
- ヘンプオイルは麻の種子のみを原料としている。ヘンプシードオイルとも呼ばれる
- 期待される効果がまったく違う
同じ麻でも使っている部位が大きく異なるのが特徴。使い方も違いますし、もっとも違うのが期待される効果です。
ここでヘンプオイルとCBDオイルに期待される効果の違いを詳しくみてみましょう。
ヘンプオイルに期待される効果
ヘンプオイルは種子(シード)だけを原料にしているので、「ヘンプシードオイル」とか「麻の実油」と呼ばれることが多いですね。
豊富に含まれる栄養素が魅力的でスーパーフードと呼ばれることも。
ヘンプオイルに含まれる具体的な栄養素としては、必須脂肪酸のリノール酸やα-リノレン酸、ビタミンEやリン、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラル成分もバランス良く含まれています。
特に話題の「オメガ6系」や「オメガ3系」の多価不飽和脂肪酸が含まれることも注目されている一つの要因。
ヘンプオイルの使い方は、感覚的にはオリーブオイルやココナッツオイル、エゴマ油、亜麻仁油などのように食用として使われるオイルになります。
ほかにはお肌の保湿にも適しているので、天然由来のコスメとしても人気があります。
CBDオイルに期待される効果
CBDオイルに期待されている効果は、どちらかといえば医学的効果を求めるものが多いかもしれません。
リラックス効果が得られることは知られていますが、痛みや炎症、不眠症の緩和にもが期待されています。
がん、関節炎、不眠症、うつ病、喘息の症状の改善や緩和などに大きな期待が高まっていて研究が進められています。
CBDオイルは大麻からCBD成分を抽出してなんらかのオイルで希釈したもの。
CBDオイルの使い方で一般的なのは数滴ずつ舌下に垂らす方法。CBD成分の吸収が良いので効率的です。症状の緩和を期待して皮膚に塗るケースもあります。
ヘンプオイルのように大量にお料理に使ったりすることはありません。
紛らわしい!必ず成分表示を確認しよう
CBDオイルとヘンプオイルの見分け方はCBD成分がオイル含まれているかいないか。間違えずに見分けるには成分表示をしっかり確認するのが重要です。
CBDオイルの場合は、「CBD」「Cannabidiol」「カンナビジオール」の成分名が書かれています。
一方、ヘンプオイルは「カンナビスシードオイル」「カンナビスサティバシードオイル」「麻の実油」と書いてあることも。似たような名前の成分なので注意して確認しましょう。
まとめ
CBDオイルはヘンプオイルよりも価格が高いです。ヘンプオイルなのに、まるでCBD成分が入っているかのように思わせて販売されるケースもあります。
私も常にお財布と相談しながらCBD商品を購入していますが、決して安い買い物ではありません。間違った商品を買うことのないように気をつけています。
どちらも美容健康に良いとされる商品なのですが、使い方も効果も違うので、使う目的に合わせて活用したいですね。