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【わかりやすく解説】大麻草とヘンプの違い

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【わかりやすく解説】大麻草とヘンプの違い

大麻草 ヘンプ 違い

CBDについていろいろ調べていると、大麻には「大麻草」という呼び方と「ヘンプ」という呼び方があります。

このふたつには違いがあるのでしょうか?

 
 

 
 

大麻草とヘンプは同じ植物だけど成分が違う

植物の世界では大まかにいうと2種類の大麻があります。薬物としての「大麻草」と産業用の「ヘンプ」

大麻草とヘンプはどちらも「カンナビス・サディバ」と呼ばれるアサ科の植物で、進化の過程でかなり違うものに枝分かれしました。

 

大麻草とヘンプの違いをわかりやすくいえば、THC(テトラヒドロカンナビノール)という成分の含有量が0.3%を超えて含まれているかどうかで区別されています。

 

大麻草とヘンプの違い

  • 大麻草:THCの含有量が0.3%を超える
  • ヘンプ:THCの含有量が0.3%を超えない

 

THC(テトラヒドロカンナビノール)は、多幸感をもたらしてハイになる精神活性作用を生み出す成分。

大麻草から作られるマリファナが危険なものとして扱われているのもこれが理由です。

 
 

①大麻草には多くのTHCが含まれる

大麻草」には一般的に15%〜30%のTHCが含まれていて、これが精神作用を引き起こします。

また、大麻草には精神作用を引き起こさない成分として知られるCBDも豊富に含まれ、THCの効果と組み合わせて医療用大麻としても使われます。

 
 

②産業用ヘンプには含有量は少ない

一方で、「ヘンプ」にもTHCやCBDなどの化合物が含まれていますが含有量ははるかに少ないのが特徴

「ヘンプ」は産業用ヘンプとも呼ばれ、用途は多岐にわたります(穀物としての麻の実、食用油、麻織物などの繊維、紙、塗料、バイオマス資源など)。

身近ではサプリメントやボディケア用品とか、美容健康志向の人に人気のヘンプシードオイルもその用途の一つですね。

 
 
 

日本で入手できるCBD製品は大麻草由来?ヘンプ由来?

大麻草 ヘンプ 日本

まずは日本においての大麻の扱いについておさらい。

日本では大麻取締法があります。大麻草の種子・茎から作られた製品以外はすべて違法です。

「大麻取締法第1条」
この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

 

日本では大麻草かヘンプかということではなく、成熟した茎と種は合法部位によって合法か違法かが決まっています。

カンナビノイド審査委員会HPより

 

じゃあ茎と種から抽出したものならすべて合法なの?

いえいえ、そうではありません。

THCは麻薬及び向精神薬取締法で規制対象になっています。なのでTHCという成分自体も違法薬物とみなされると覚えておきましょう。

 

ポイント

日本では大麻草(ヘンプ含む)の成熟した茎と種以外の部位は違法。成分でいえば天然であってもTHCは違法とみなされます。

 
 

結局のところ日本のCBD製品は違法なのか

日本でCBD製品は違法ではありません。

ただし先に書いたように、

  • 成熟した茎と種以外の部位から抽出したCBDを使ったもの
  • THCを含むもの

は違法です。

 

表にまとめると以下の通り。

部位 CBD THC
花・葉・根 違法 違法
成熟した茎・種 合法 違法

 
 
 

まとめ

大麻草とヘンプの違いは、THCの含有量によって区別されることがわかりました。

 

そして日本では大麻草やヘンプの違いは関係なく、茎と種子以外を使った製品は違法となっています。

またTHCを含む製品も違法になります。

 
 

 
 

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